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takashiskiのブログ

覚書の殴り書き

振動ユニットの活用法 - 運用編(PC向け)

この話は振動ユニットに関する話を

  1. 機材調達編
  2. 組み立て編
  3. 運用編(PC向け)

の三篇に分けて行う予定です。主に自分の備忘録です。

話の都合で運用編から始まります。


 

 まえがき

私の周辺では以下の絵麻さんを養って幸せな家庭を築く氏による記事・運用により、振動ユニットを各自で活用する人が現れました。

izm-11.hatenablog.com

また、つい先日劇場版ガールズアンドパンツァーのBD/DVDが発売したため、「家でも立川シネマシティのような低音がほしい」ということで再度注目が集まっております。

 

ガールズ&パンツァー 劇場版 (特装限定版) [Blu-ray]

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 縁があり(?)、三代目の振動椅子を作成を行い、PCでちょっと特殊な運用をすることになりました。それを実施し、かつ既存の問題点を解決する方法ができましたので紹介させていただきます。

 

従来法

振動ユニットを利用するにはパワーアンプが必要です。上記記事でも活用されているLP-168HAもしくは最近でた新版、LP-169Sがよく利用されています。

 

この程度の価格で、2.1chをもったほかの商品は現在把握しておりません。

このアンプとPCを用いた運用方法は、おおざっぱに分けて3通り考えられます。

  1. アンプのメイン出力をパッシブスピーカーにつなぐ運用
  2. アンプのメイン出力をアクティブスピーカーにつなぐ運用
  3. アンプに入力する手前で分配を行い、ヘッドホン/アクティブスピーカーに接続する方法

1はすごく普通な運用ですね。私はパッシブスピーカーを持っていませんが、ヘッドホンの端子が壊れて新しい端子を注文しているときにつないでみたことがあります。サブウーファーの音量に合わせて低音が強化されてた気がします。

2はできるっぽいですが私の知識だとどのようにするのが正しいのかわからなかったこと、ケーブルを用意する必要があるのと音質期待できないようなのでやっていません。やられた方がいらっしゃいましたらどのようにやるのか教えていただけると幸いです。

3も割と普通な手法。絵麻さん以下略氏もこの運用です。私も今まではこの運用でした。以下のようなものを使います。

 

SANWA SUPPLY MM-AD21 ステレオミニプラグアダプタ

SANWA SUPPLY MM-AD21 ステレオミニプラグアダプタ

 

 

問題点は、分配したどちらかの音量を上げると、どちらかの音量が下がります。なので音量調整が大変です。PCからのもともとの出力がしっかり出ていないと、振動も弱いし、スピーカー/ヘッドホンも出力も弱いという悲しい状況になります。また、分配先がヘッドホンの場合は、何かしら音量を調整できるデバイスが必要です。

 

audio-technica ボリューム付きヘッドホン延長コード AT3A50ST/0.5 BK

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提案法

今回はこのどれでもない、「メイン出力をPCの再生機器Aから、アンプ向け出力を再生機器Bから行う」というバッドノウハウを紹介します。

事の起こりは「Oculus rift CV1」を入手したことでした。過去にOculus rift DK2を所持していて、それで振動椅子を作成、運用していました。同じように扱おうとしたのですが、CV1にはヘッドホンがついていて、USB経由の出力だったのです!これでは分配を使った3番の運用ができません。さぁどうしようということで何とかしてできないか探しました。

 

使うものは、二種類以上のオーディオ出力を持ったPCと、アマミキのみ。Windows10のみで動作確認しておりますので、他のOSだと一部できない可能性があります。

まず、以下のURLから「アマレコTV Live アマミキ」をダウンロードします。

www.amarectv.com

次にLive setupXXXX.exeをインストールします。XXXXはバージョン名。

そして、Windowsの再生デバイスを開いて、再生につかうデバイスのプロパティー→詳細で既定の形式を16ビット,48000Hz(DVDの音質)にします。しなくても動くかもしれません。

次にアマミキを起動します。

アマミキ起動後、設定を開き録音デバイスタブを選択します。一段目をAma Rec Stereo Mixer、二段目をメイン出力に使うデバイスに設定します。

次に、再生デバイスタブに移動します。再生デバイスをサブウーファー出力に設定します。配信デバイスは「使わない」にします。

次に再生デバイスタブ中のレンダラープロパティを開き、目標反応時間を最小にします。

これでOKを押して設定を保存すると、メイン出力と同じ音がサブ出力からも出るようになります。もしメインデバイスから音がでないようでしたら、メイン出力デバイスを「再生デバイス」から既定のデバイスに設定してください。サブデバイスから音が出ないようであれば、アマミキの縦フェーダ下の「再生」にチェックが入っていない可能性があります。

以上で「一つのPCからメインとサブウーファ向け出力を個別に出す」が実現できました。サブウーファ出力の調整は、アマミキメイン画面の縦フェーダか、再生デバイス→対象デバイスのプロパティ→レベルで変更してください。

動作環境はWindows 10 Home 64bit, i74790K, RAM 16GB, SSD512GB, GTX980、ヘッドホン出力とライン出力がそれぞれ存在するデスクトップPC上でソフトウェアおよび音声を再生し、ヘッドホン出力をメイン出力に、ライン出力をサブウーファ出力とし、LP-168HAと上海問屋で販売されている振動ユニットを接続して使いました。

 

提案法の問題点と拡張

ここで実際に試してみた方は、あることに気付くと思います。

まず、振動ユニットがしゃべります。叫びます。歌います。このアンプの非常に大きな問題として、サブウーファ出力が中域を含んで出力されるのです。ひょっとしたら高域もはいってるかもしれません。一応振動ユニットの再生域は20Hz-200Hzらしいですが、疑わしいです。

もう一つの問題として、音がエコーがかかったように聞こえます。理由はアマミキがPCの音を録音→再生機器へ吐き出す、ということが目的のソフトウェアだからです(たぶん)。録音処理が入るため、メイン出力とサブ出力で遅延があります。遅延は限りなく少なくなるように設定しても、わずかながらズレます。そのため、この問題が発生します。

前者はともかく後者は音声がボケるので大きな問題です。しかし、Windowsなら前者の問題を解決し、同時に後者の問題も一見解決されたように見せることができます。

方法は非常に簡単です。Windowsの再生デバイス→サブウーファ出力デバイスのプロパティ→音の明瞭化→低音ブーストにチェック→低音ブーストが選択された状態で「設定」→周波数を振動ユニットの再生域上限の200Hzに変更→ブーストレベルを適当に好みで入力(私は15dB)→適用/OKで反映させる。

以上です。この手順を踏む前に何かしらの音が再生されている場合は音を停止してください。終了までする必要は(たぶん)ないです。再生したまま適用させると、再生ソフトウェアを再起動するまでそのソフトウェアから音が鳴らなくなります。

さて、どうでしょうか?振動ユニットがあまり歌わなくなったと思います。低音だけが強調された状態になり、実質的にローパスフィルターを通したような形になります。音量を上げるとしっかり歌います。

振動ユニットにより強調される周波数はヘッドホン/スピーカーの主な出力域と重複が少ないので、エコーがかかったようにはほとんど聞こえないと思います。

 

まとめ

  1. アマミキを使った複数機器への同じ音声の出力
  2. Windows10の低音ブースト機能を用いた疑似的なローパスフィルタの実現

以上により、PCの再生デバイスAをメイン出力、再生デバイスBをサブウーファ用出力とする運用が実現できました。

課題としては、遅延の存在です。アニメなど映像作品ではほとんど気になることもないと思いますが、音楽を聴くときは致命的です。なんとかして遅延ゼロ運用を実現したいです。

 

 

 

参考記事

vad.seesaa.net

helpful-info.mkstyle.net

おまけ

私が振動ユニットの動作確認(?)に使っている楽曲を紹介します。少なくとも一分くらいは流してみてください。

soundcloud.com