就職してそろそろ2年。色々学んだことはあるけれど、その中で特にはんだ付け(の悪い部分)を学んだのでまとめておこうと思う。
自称「おれははんだづけに詳しいんだ」マンにはんだづけを習ったので最初の一年以上ははんだづけが嫌いだった。その以下略マンは、30Wのこてにこだわった。しかし、はんだ付け対象が細線なので、熱が大きすぎて被膜がどんどん溶けてしまう。対策は「慣れて覚えろ」それだけだった。
その後彼が組んだ回路を仕事に使っていたのだけれど、度々トラブルが発生した。原因は芋はんだによる脱落。端子台が抜けるってどういうこと。
「はんだでコーディング」とか「はんだで補強」とか怪しい単語がいろいろあったり、はんだづけを「溶接」と呼び続けたり非常に怪しい人だった(広義でははんだ付けも溶接に含まれるが、狭義の溶接を実施する場合があるものに対しても広義の溶接を使い続けた。あるいは本当に勘違いしていたのかもしれない。)
なお、その彼がこだわり続けていたはんだごては以下のような、ホームセンタで1500円以下で売られている安価な製品である。
さて、さすがに非効率なのでいろいろ調査して、作業道具を改善して今に至る。
文章書くの面倒になってきたので簡単にまとめると、
- 温度調整機能必須
- 固定出力のこては、温まりにくく、過加熱になりやすい
- HAKKO最高
- FX-600は電源さして10秒くらいで作業始めれる
- ホームセンターに置いてあるのは大体ごみ(用途による)
- こて先Bはゴミ
- こて先Cが最高
- ノセ精機すごい
とりあえず今後電子工作始める人は、FX600かFX601を買うことをお勧めする。
何故かというと、しっかりしたはんだごての中では安価で、加熱が早く温度が安定しており、加熱をやめたときの冷却が早いので「ちょっと使う」に非常に便利だからである。
こて台は、HAKKOの金たわし(みたいなもの)がクリーナーとしてついてるやつがおすすめ(スポンジは管理が面倒)。こて先はT18-C2を買うこと。
この記事を書いた理由は、友人とはんだこての話をしているときにまさに入門セットな一式をamazonが出していることに気づいた。
これにはんだを買っておけばもういつでも電子工作ができるよ!やったね!
はんだは意外となくならないからとりあえず汎用+少量のやつで様子見するとよいと思う。
はんだ吸い取り線も最初に合わせて買っておくとよい。私はしばらく使ってなかったけど、「吸い取り線があれば...」と思う機会がたびたびあった。
まとめ
FX-600、滅茶苦茶安くなってきてる(以前は5k前後だった)ので、今から電子工作始める人ほど買ったほうが良い。本当に時間も金も無駄にする。
2千円ちょっと余計に払うだけで、確実で容易にはんだ付けができる。