takashiskiのブログ

覚書の殴り書き

自作キーボードポエム

寝る前にMFTで聞かれていろいろ考えたことをがーっと書くだけ。

何故自作するのか

そこに不満が生まれたから。現行の量産キーボードは歴史的経緯の塊なので、betterな方法はいくらでもある。ある不満を解消する方法がそこにあるから、自作する。

突き詰めると、「しゃべるよりも自然に文字入力がしたい」になる。

また基本的に不満駆動開発のため、自分くらいしか感じない/コストを払うに値しない不満の解決は自分でやっていくしかない。

なんで格子配列にするの?

構造的理由で設定された、打ちにくいだけのタイプライター準拠のずらしかたを維持する理由がない。そもそも、人間の指は直線的に曲がる構造になっている。

そして、製造の観点からは、1uと2uの2種類だけあれば原則成立する、ということがある。現行の量産品は1u,1.25u,1.5u,1.75u,2u,ISO Enter, 様々な長さのスペースバーなど揃えるサイズが多すぎる。

なんで分割するの?

「胸を開く姿勢がとれるので首や肩・背中に負担がかからない」というのがあるが、これは一段階飛ばしてると考えている。

キーが単に横一列に並んでいると、手首が曲がってつらい。この手首のつらさをなくす手段は二つあって、一つは左手分担部分と右手分担部分の間でまげて、ゆるいV字にすることで、もう一つが左右の分担で割ってしまうことだ。分割のほうがはやっている理由は、割ることでPCBやケースを小さくすることができ、安くできる、ということがあるだろう。

何故キーを減らすの?

ホームポジションから遠くて、かつ頻度が低いから。「しゃべるよりも自然に打つ」ためにはホームポジションからなるべく手を動かさないことが重要である。

ホームポジションから手を放して目視しないと触れないキーは論外。そのためF1-F12は真っ先に削られる。数字キーが残っている場合、レイヤーキーを使って、レイヤー切り替えキーを押している間は数字行がF1-F12になるようにすることが多いだろう。しかし、その数字キーすら遠い。なのでアルファベットと記号+最下段+αまで削られることが多々ある。たいていはレイヤー切り替えキーが二つ(LOWER/RAISE)とShiftキーがあるのでキーの組み合わせによって単純に見えてる部分の3倍は追加で取り扱えるキーがある。

もちろん、数字を入力する頻度が高い場合は数字キーはいらないキーではない。

おすすめの学習パスは?

現状に不満がないならやる必要がない。不満に沿った方法を考えるべきである。

しいて言うならばXD75が私のおすすめである。基板の一つのXD75reははんだ付けがいらないため、はんだ付け機材を用意する必要がない。プレート、ケース、キースイッチ、キーキャップを追加で購入すれば刺してねじ止めするだけで完成である。75キーがあるため、HHKBよりも多い機能を詰め込める。atomic_styleというほとんど現行量産配列ままの配置が選べる。そして、キーマップが自由に変更できることが念頭にあると、「このキーこっちのほうがいいな」など徐々に不満が生まれてくるだろう。そして、最終的に分割したくなるだろう。親指がぶつかって窮屈...