使うもの
- openscad
ひな形を手に入れる
thingiverseでsheriftaher氏が公開しているこれを使うと、必要な寸法を設定するだけで径変換アダプタが作れます。
寸法情報を手に入れる
英語版wikipediaのComputer_fan
に主要なファン径に対するネジ穴間が書かれています。
念のため、現物から実寸も見ておきたいです。
ネジ穴
これは3要素により決定されます。
- ファン本体のネジ穴
- 印刷部品で保持したいか
- 3Dプリンタの特性
ファン本体のネジ穴
ファン本体のネジ穴の大きさによって利用可能なネジ径は拘束される。
印刷部品で保持したいか
ほとんど力がかからない箇所であれば、印刷部品にネジを切って止める、ということができます。 その場合はネジ径よりも小さくします。ちゃんとタップ使ってネジ穴作るなら、下穴表があるはずなのでその値を使いましょう。 ネジを力いっぱい回してネジでタップ切る形にする場合は、ネジ径よりわずかに小さい程度でよいかもしれません。穴だけ印刷して実験してみてください(次の項でもうちょっと書きます)。
向こう側にネジ山を切った金属板部品があるとか、ナットが待っている場合は貫通穴のほうが嬉しいでしょう。その場合は通すときに引っ掛からないようにネジ径よりも0.1mmやそれ以上大きくします。
3Dプリンタの特定
3Dプリンタの個体差や設定差で、穴は大きくなったり小さくなったりします。予定している設定でテストモデルを印刷してどの程度大きく/小さくしないといけないかを検証してみてください。
0.1mm単位で+-0.5mmくらいの穴をあけたモデルを印刷して、内寸測定しつつ実際にネジを入れてみて確認するとよいでしょう。
また、部品によってはどうしても穴を横向きにしないといけないこともあると思います。必要であれば横向きでも印刷してみましょう。ブリッジがよいという前提ですが...
〆
わけあって必要になったのでついでにまとめました。