takashiskiのブログ

覚書の殴り書き

コミックフラッパーの漫画がkindleで半額だから買ってほしい漫画書く

コミックフラッパーといわれてもほとんどの人は知らないと思う。「くまみこ」「高杉さんちのお弁当」とか「ダンスインザヴァンパイアバンド」が連載してた雑誌といえばピンと来る人もいるかもしれない。「ふたつのスピカ」まで知っていればおーすごい、という印象である。もうちょっと古くなると「鉄鍋のジャン」なんかもやっていた。

そんなコミックフラッパー、癖が強くもおもしろい作品がたくさんある。半額セールが(おそらく)7/2くらいまでやっているので、その間に是非買って読んでみてほしい。何冊くらい紹介するかはわからない。

大体一冊270~300円と考えてくれればよい。

 

有名どころ

秋★枝の作品が二つある。「煩悩寺」と「Wizard's Soul」だ。

 「煩悩寺

完結3巻。彼氏に振られて酔ったOLが帰宅中アパートの階を間違えたが、気付いたときには尿意が限界だったので仕方なく他の部屋の人にトイレを借りたことが発端で起こる話。トイレを貸した部屋主はいたって普通の青年だが、その兄が普通でなく、「煩悩の限りを尽くす」と世界を回りながらわけのわからないものを青年に送り続ける。そんなカオスな部屋で青年とOL、またその友人たちがだらだらする話。

 

 

 「Wizard's Soul」

現行3巻。MtGライクなトレーディングカードゲームを誰もがプレイしていて、カードに強ければモテるという、ベイブレードとか、むしろカブトボーグみたいな世界の話。でもゲーム自体はカードからモンスター出現したり怪我したり魂食われたりはしない普通のカードのゲーム。主人公の女の子は「いやなプレイング」しかできないのでカードはそこそこプレイするだけだったが(可愛いからそっちでモテるので)、父が詐欺にあい、金が必要になったので好きな男の子を倒し、周りのプレイヤーを薙ぎ払い金のために嫌われながら戦い続ける作品。そこまで描写は極端ではなく、好きな男の子が今までずっと力を隠していた主人公に完膚なきまでにボコボコにやられたのに何故か主人公に惚れ直すなどと恋愛要素は強い。

 

 

 

 

 秋★枝が気に入ったなら短編集もあるのでそちらもどうぞ。

 

 

「モコと歪んだ殺人鬼ども」

 完結5巻。

 可愛らしいテイストな絵柄だが、よくこんなの思いつくなとばかりに頭おかしい人間ばかり出てくるミステリー。殺人が主軸。表紙の女の子が主人公のモコで警官。コスプレではない。これとお目付け役の男性と二人で事件を解決していく。人がいっぱい死んで、残虐なシーンも多い。

 

 

 

 

 同じ作者が現在「漫画家探偵ひよこ」という読み切り漫画の掲載権と引き換えに担当者にこき使われる探偵扱いの漫画家が主人公の作品を書いている。

こちらは半額ではない。

 出版社変わって「思春期のふたり」という漫画をチャンピオンで連載していた。

 完結5巻。こちらも半額ではない。

依頼された人間を殺す殺人者の少年と、そのすべてを知りつつ主人公にべたぼれでストーカーな少女のラブコメ(?)。

思春鬼のふたり 1 (少年チャンピオン・コミックス)

思春鬼のふたり 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

 

 「鉄鍋のジャン

完結13巻。kindle版は文庫版の電子化の様なので、一冊当たりのページ数が多く他のコミックの倍くらいの分量なので、他の書籍よりも割安感がある。

「料理は勝負」という信念のもとに中華料理の修行をしたり料理勝負したりする漫画。その信念のもとに、勝つためならなんでもする極悪非道な男が主人公。

勝つためなら平気で審査員に危害が加わるようなことをする(料理で)。

ジャンを蛇蝎の如く嫌っている優秀な舌を持つ審査員がいて、毎度裏で手を回してジャンを負けさせようとする。大体はジャンの料理食べて、その優秀な下ゆえ自分を騙すことができず、アヘ顔を晒して結局ジャンの勝利になる。

読むと超油通ししたくなる。

熱烈なファンが多いようで、長文記事書いている人が結構いるのでさらに気になる人はそちらを読んでほしい。

 

 

ふたつのスピカ

 完結16巻。

規格外の小ささの少女鴨川アスミが自分にしか見えない宇宙飛行士の幽霊「ライオンさん」や友人たちの力を借りたり助けたりしながら宇宙飛行士を目指す話。最後に宇宙に行ったかどうかをいつも忘れるのだけれど、宇宙にいったはず。アニメ化もドラマ化もした。

宇宙船墜落事故や病気など、人の死に関係する話が多い。

作者の後書き漫画が哀愁漂っておもしろい。

 

 

 

 

 「アタゴオル」シリーズ

アタゴオル」完結10巻。アタゴオル物語、アタゴオル玉手箱、アタゴオルの3シリーズがまとまった文庫版。

アタゴオルは猫の森」完結18巻。

アタゴオル外伝」完結2巻。

人描と人間が共生する不思議な世界での日常と冒険を巡る話。作品自体をしらなくても、作者のますむらひろしによる宮沢賢治作品を人猫で描いた漫画があり、アニメ化もされたのでそっちで絵柄に見覚えがある人がいるのではないだろうか。

 

 

 

 

何故か小学校にアタゴオル玉手箱が置いてあって、強い衝撃を与えるとともに私の人格形成に強い影響を与えた。どうやら他にも似たような人が全国各地にいるようである。私の小学校のものは非常にボロボロで、いったいどれだけの人に読まれたのだ、という状態だった。

 

 最近だと、Fellows Q, ハルタで連載している「ハクメイとミコチ」が雰囲気や世界構成が近い。

 現行3巻。フラッパーとは関係なく、36%オフくらいなので注意。

 

古い作品なので5-8巻の玉手箱編から読むのが入りやすいと思う。星街最高。

  

 

 

 何故かギルドマでアニメ映画が作成されている。8年くらい前の話で、無駄にCG。そんなに嫌いじゃなかった気がするが、評判は悪い。dアニメストアに何故かある模様。

 

 

最後に

アタゴオル読んで癒されましょう!!!

 

 

それと、フラッパー面白い作品多いので気にかけてみてください。

コミックフラッパー

最近だとガールズ&パンツァー外伝のリボンの武者やってます。ムカデさんチーム最高!

 

ガールズ&パンツァー リボンの武者 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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