みんな大好きPebbleの遺作、Pebble2(P2)。公称だと10日程度バッテリーが持つスマートウォッチである。数あるスマートウォッチの中で、バッテリー持続時間がこれだけ長く、かつ防水で日本語対応しているものはない。しかも技適取得済みである。
Pebble 2 + Heart Rate Smart Watch White スマートウォッチ [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: Pebble Technology Corp
- メディア: エレクトロニクス
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しかし、私のP2は最初から最大連続稼働時間は二日程度だった。過去に初代Pebbleを利用しており、この便利さから離れられなかったため、それでも使い続けていた。幸い毎日充電できているため、なんとか使えてはいるがなかなか不便である。
友人から「バッテリー消費量を監視するアプリがあるからそれで一度見てみては?」と提案を受けたので、実施してみた。
なお、以下のことはこれ以前に実施済みであった。
・ファクトリーリセット
・完全放電
・母艦の変更
母艦は、主にXperiaZを使っていた。Xperiaシリーズは、P2発売当時はXperiaZ5かXperiaXであったため、少なくとも5-6世代前のものである。かろうじてAndroid4.4.2とBT4.0がはいっていたため使えてはいた。しかし、最近おそらく個体の不具合で通信可能範囲外にでるなど一度接続が切れてしまうと、再接続しないという不具合が出ていた。これは再ペアリングを実施することで再接続ができたが、即切断がされることがたびたびあるなど非常に不便であった。GalaxyS6も所持していたため、そちらを母艦としたことがあった。GS6では、再接続できない不具合はなかった。またバッテリー消費量はやや減といったところで、おおよそ丸二日持つ程度でしかなかった。
母艦を変えても公称値に大きく近づくことがなかったため、Pebbleに問い合わせを入れたが「買収されちゃったからもうサポートできないよ!ごめんね!」と帰ってきた(買収直後)。
さて、今回の実験条件を提示する。
今回の実験では、watchfaceを変えることでどの程度バッテリー残量が変化するかを確認する。これは過去に試したことがなかった項目である。
母艦はdocomo XperiaXCompactである。
試したアプリは「Battery+」である。最大で直近約2週間のバッテリー残量推移をみることができる、連続起動時間・推定バッテリー残量が確認できるなど便利なアプリケーションである。
比較したWatchfaceは「isotime」と「kickstart」である。この二種を選んだ理由は、isotimeが今まで使っていたwatchfaceであるということと、kickstartがプリインストールのwatchfaceであるということだ。
実験結果は随時ツイートしており、約一週間弱経過観察をしておおよそこれ以上継続しても意味が薄いと感じたためここで報告をする。
@takashiski 4日目。途中、アニメーション切ったisotimeにしたらそれでも急落した。 pic.twitter.com/bRPfCBp0Ic
— たかしすきー (@takashiski) 2017年2月18日
P2液晶中グラフ下部の SMTWTSは日月火水木金土の英訳頭文字である。
日→月にかけての急落がisotimeでの測定結果で、これは今まで使ってきたバッテリー消費量と同様で異論なかったため一日のみ測定をした。
その後火曜~土曜にかけてがkickstartでの測定結果である。途中今までの利用に対してあまりにもバッテリー残量が減らなかったため(一日あたり10%以下)、木曜夜に、短時間ではあるがwatchfaceをisotimeのアニメーションオフに設定してみた。その間明らかにそれまでおよびそのあととバッテリー消費量が異なっている。
以上の結果より、Pebble2の連続稼働時間が異常に短かった問題は、watchface「isotime」が原因であった、という可能性が非常に高い。
消費量があまりにも多すぎるのではないか?と感じる方は、まずWatchfaceをプリインストールのものに変更してみてほしい。
...人気有名watchfaceのはずなんだけどなぁ、isotime。