takashiskiのブログ

覚書の殴り書き

配信の音量バランス調整を行う

かきかけ

この記事で目指すこと

  • 「声が小さい」といわれない配信にする
  • 「BGMがうるさい」といわれない配信にする
  • 複数人いるときの複数人の声の音量を事前に調整する

この記事でやらないこと

  • 音量調整に伴うノイズの扱い
    • ファンノイズはOBSのノイズフィルター「RNNoise」やiZotopeのvoice denoiseなどを使って消してください
  • タイミングによって音量の差が大きすぎるときの対処
    • ぼそぼそしゃべるときと叫ぶときで音量差が大きすぎる場合など
    • 一般的にはコンプレッサーを追加して差を少なくします

配信の音が小さすぎる状態は何故発生するか?

  • 答え:基準を知らないから

基準の目安

  • 声が -20 LUFS、BGMが -40 LUFS
  • ゲーム音はゲームによるけどとりあえず -30LUFS

OBSの音量メーターだけでやるなら

  • 声はー5dB(常に真っ赤、たまに黄色)
  • BGMは-25dB(常に緑)

LUFSってなに?

  • OBSの音量メーターとは違う、別の聞こえ方の指標
  • OBSの音量メーターは人間に聞こえにくい周波数も大きかったら大きく表示される
  • LUFSの場合は人間の聞こえ方に近くなるように補正がはいっている

なんで-20 LUFS?

  • YouTubeの音量上限が -14 LUFS だから。
  • OBSのメーターの一番左端、0dBが-14LUFSと考えればOK
  • ちょっと余裕持たせて、きりがいい数字にしたら -20 LUFS

なんで-40 LUFS?

  • 声に対して-20dB差がいい感じだと思ったから。
  • 「どう聞かせたいか」の好みによって要調整
  • -20dB差だと、ざっくり「最大音量が100まであるときに、1で聞いてるくらいの音量」
  • 「完全に黙ってるとうっすら聞こえる」くらいなら-20dB

配信での音の聞こえ方を事前に知るには?

  • Loudness Meterを使って LUFS を計測する
    • LUFSは「人間の耳での聞こえかた」が同じになるように設定された規格
    • YouTubeでは 動画全体が-14LUFS以下になるように音量調整される

OBSの音声ミキサーのレベルメーターではだめなの?

  • だめ
  • 同じ-10dBにしたとしても、実際の聞こえ方が全然違う可能性がある
  • 簡易目安程度には使えないこともない

1. マイク音声の音量を決める

  • 普通にしゃべっているときに-14LUFS~-20LUFSのあたりのに収まるまで音量を上げる
  • -20LUFSに触る程度かそれ以下にしかならないのであれば、以下を順番に試して可能な限りあげる
    1. マイクと口の向き・距離を適切にする
    2. 腹から声を出す
    3. オーディオインターフェース/マイク側でゲインをいれる
    4. プラグインでゲインをいれる
    5. OBSでゲインをいれる

2. マイク音量に合わせてBGMやゲーム音を設定する

多くの場合はマイク音量よりも20dB程度小さくすればよいと思います。 あなたの配信を見に来ている人はBGMではなくあなたの話や声を聴きに来ています。 なので、しゃべりに干渉しないようになるべく下げるとよいでしょう。

BGMが大きすぎると、居酒屋の中でしゃべっているような状態

私としては、なくてもいいけど無音だと配信が止まっても気づかないなどの不都合があるので「黙っているときならうっすらきこえる」程度が好きです。

配信に載せるだけでなく自分でもヘッドホンなどに流してBGMを聞いている場合は、自分の耳にちょうどいい音量にしたうえでOBS上で音量調整すればよいと思います。

ゲーム配信など、ある程度ゲーム音を聞かせたい場合は15dB下げる程度抑えてみて録画してみてください。 録画を見返してどう感じたかで調整しましょう。