この記事は自作キーボードアドベントカレンダーその1の四日目の記事です。
当初書こうと思っていたネタが大して面白くもなかったしあえて書くことでもないかなー、と思ったので復習がてらQMKで新しくキーボードを定義するときのtips書きたいと思います。 現在23:50。あと10分...
もう一回没にしたのであと4分...
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日本語だとぺかそ氏のやつです。もともとはまた別の日本人ではない人がredditにノウハウ共有してやるぜ!勝手にやってくれよな!って投稿したネタっぽいです。
一応過去に雑にまとめました。
アップデート
冶具
キーキャップは指のおさまりをよくするために天面がすり鉢状になっています。圧力を掛けつつ加熱するため原則鉄板など凹凸のない硬い金属をあてます。そのため、一番くぼんでいる中央付近に圧がかからず転写不良が発生するという問題がありました。
ぺかそ氏は耐熱シリコンをきって貼って隙間を埋める方法を提案していました。
私はそれを調整し、シリコンを円形に切って試行したり、アイロンプレス機を使いより強い圧力をかけることでシリコンを強く変形させて何とかするなどしていました。
最近はL2Kを試したため、型とり用シリコンを使う機会がありました。この型とり用シリコンは耐熱性と明記されているものでなくても200度で放置しても今のところ問題なかったです。
型ですので、本体の表面にある程度沿っています。そのため、天面は中央まで原則接していて、あとは型の天面をフラットにすることでシリコンシートを切ったものに比べて軽い圧力*1でしっかり転写をすることができています。
また、本来昇華転写の前には転写対象に対して予熱が必要ですが、キーキャップは小ささゆえに予熱をすると転写位置の調整が難しいです。しかし、シリコン型をあらかじめ予熱することである程度効率よく加熱することができるようになるため、より短い時間で転写ができています。
確かこれを買いました。不透明なシリコンのため、UVレジンには使えません。ゴミにならなくて本当に良かったです。
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中央出し
キーキャップの印字は、原則すべてのキーが同じ位置を基準に印字されています。小さく、そして並んでいるため、僅かなズレでも思った以上に気づいてしまいます。そのため細心の注意を払って位置合わせをする必要があります。
しかし、A4などの転写用紙に印刷した場合は切り出しを人間が何らかの道具で実施する必要があります。人間が何らかの道具を使って切る場合、直線や直角が出ないため位置合わせが絵を見ないとできません。しかし転写のために貼り付けは裏返しで行います。実質不可能です。
そのため、私はカッティングプロッターを調達し、適切な矩形に切り出すことで解決しました。カッティングプロッターは紙を粘着シートに貼り付けることで紙の固定をするため、キーキャップの天面である12x12mm四方程度の紙が粘着面に大量に残ることになります。剥がすのが最初はとても苦痛でした。最終的に、切断でなくミシン目加工を実施することで剥がしも解決しました。
今後の展望
現在1種類のDSAの型しか用意・試行ができていません。ほかの型のDSAやOEMなど傾斜があるプロファイルの型を取ってうまく転写ができるか実験したいです。したいといって3ヶ月が経ちました。
白インクがなく、地の色がでてしまうため濃い色のキーキャップに薄い色を乗せるといったことはできませんが、含侵印刷のため表面手触りがほとんど変わりません。特殊なキーマップを定義しているかた、昇華転写で独自刻印を実施してみませんか?
一応私のほうでも転写用紙の印刷はできますのでお声かけください。
その他
愛知に引っ越すので愛知の方は直近だとNGK2018Bで実物持っていきます。これ以外もいくつか持っていく予定です。お仕事探してるので見るついでにお声かけください。
この記事は全て既製品ではない印字を施した
ほとんどJIS配列の
XD75で入力されました。
*1:体感だけで実測ではない