takashiskiのブログ

覚書の殴り書き

X5SAをましにするプロジェクト"Pooron"

この記事は3DプリンターAdvent Calendar 2021の13日目の記事にしました。

adventar.org

過去に散々酷評する記事を書いた通り、X5SAはそのままでは非常に良くないです。

takashiski.hatenablog.com

それをましにするプロジェクトが立っているのを見つけたので覚書をします。

一時期突然、vzbotという #speedboatrace で好成績を出す3Dプリンタープロジェクトが登場しました。

"十分な品質を維持した" #speedboatraceで20分だそうです。ストックのEnder-3あたりでは、同じ品質がそもそも出ないし、形を維持した印刷でも1時間半~2時間程度はかかるでしょう。

www.youtube.com

突然何故vzbotの話をはじめたかというと、このvzbotはもともとX5SAを改造するプロジェクトだったのです。 今はX5SAを使わないような構成になっていますが、部品をよく見るとかなりX5SAの名残があります。

grabcad.com

だった、と述べた通り現在は高精度高速化のためにだいぶ変更が入っています。 また、ドキュメントが非常に貧弱です。私はstepファイルから部品を抜き出して印刷して部分適用をしようと思っていましたが、途中で断念していました。 そのため、今も中途半端に分解されたX5SAが部屋で無駄に場所をとっています。

そんななか、ふとthingiverseで検索したところ、同じようにvzbotの部分適用を試みるプロジェクトがありました。

www.thingiverse.com

thingiverseが最近どんどんくそになってるからthangsに移動するね、と書かれているので、今後は以下のURLを参照することになるでしょう。

https://thangs.com/candre23/X5SA-to-VzBoT-Minimal-Linear-Rail-Conversion-Pooron-V1-35361

また、このページで初めてhotendプロジェクトのEVAを知り、プロジェクトページに色々公開されていることに気づきました。 vzbotはnova hotendという、日本でユーザーがいるかすら怪しい超ハイフローホットエンドを使ったモデルのみを含めています。 なので私は「どうやって自分が持ってるホットエンド向けに新規で起こそう...」と悩んでいたのです。

main.eva-3d.page

X5SAのCoreXYもどきとホットエンドをどうにかしたくて、すでvzbotのXY平面部品は印刷しました。 おそらくEVAベースで起こしたホットエンドを適用すればそれでいい感じになるはずです。

適用したらまた簡単に書きます。